世界の法律家 2015 10 12

 オバマ大統領(2015年当時)が「世界の警察官」をやめて、
「世界の法律家」になってしまったことが、
世界の混乱を招いていると言えるでしょう。

2015年10月11日の産経ニュースWeb版には、このようなニュースがありました。

オバマ氏の「外交と法」は、プーチン氏の「力と行動」に、またも太刀打ちできず・・・・・。

 ロシアがシリア空爆に踏み切った。
オバマ大統領は、国連総会の演壇から、
シリアのアサド大統領が支配する体制を、
「管理された政権移行」に持ち込むと訴えたが、
「力による支配」を志向するロシアのプーチン大統領には、
オバマ政権の弱さの表れに映るようだ。
 ロシアがイラクの首都バグダッドにあるアメリカ大使館を通じて、
空爆を通告したのは、9月30日の開始1時間前だった。
 一報は、ただちにワシントンの国務省に届けられたものの、
空爆開始の確認は報道に頼るという慌ただしさだった。
(引用、以上)
 私は、2、3年前から、
「世界は変わる。
これからは、世界において、外交と軍事力は表裏一体の時代になる」と、
繰り返し訴えていたにもかからわず、
オバマ大統領は、「世界の警察官」をやめて、「世界の法律家」になってしまいました。
 この大事な時に、「法律家」になっている場合ではありません。
私は、「法律家である前に政治家であれ」と訴えてきましたが、
現実には、政治家の仕事を放棄して「政界の法律家」になってしまう政治家が多いのです。
 おそらく、自分の能力を超えた政治的難題が出現すると、
政治家は、「政治家の仕事を放棄して政界の法律家になる」という防衛本能が働くのかもしれません。
 しかしながら、「法律家である前に政治家であれ」という信念を持っていなければ、
世界を救うことはできないのです。













































































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